細田進のほぼ週間新聞 Vol.500 ~500号にあたって~
2017.12.25 (月)
~500号にあたって~
とうとう、「細田進のほぼ週間新聞」も500号となった。よくもまあここまで続いたものである。2008年5月19日の創刊から10年弱の年数が経ち、時代も大きく変化した。しかし小売業にとって、ここ2~3年におけるeコマース(電子取引)による激的な市場の変化は過去10年にも勝る大きな変化である。
また、顧客の世代交代・客数の減少・スタッフ不足・最低賃金の上昇・大手や他業種との競合・売れ筋の変化などとともに、お客様の購買行動や意識までも大きく変化した。
企業は「環境適応業」と言われる。環境の変化に意識を集中し、商品やサービス・仕組みを最適化しなくてはならないのだが、私自身、自問自答すれば反省ばかりである。
今年も皆様には大変お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。


ある雑誌で「必需型から必欲型」というタイトルに目が止まった。「必要だから買う」のではなく「欲しいから買う」へと消費がシフトしている。単に「モノを売る」のではなく「コトを売る」発想である。
銀座を歩いているとき、作業服をカジュアルウエアーとして着こなした5~6名の集団に出会った。明らかに海外からの観光客で、たぶん中国や韓国かもしくは東南アジアの若者である。

