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細田進の週間新聞

細田進のほぼ週間新聞 Vol.428 ~ズボンの裾上げ~

2016.7.25 (月)

~ズボンの裾上げ~

先日、デパートで紳士スラックスを購入したところ、裾上げの出来上がりがなんと一週間後だった。(特別追加料金で翌日仕上げのところもある)

 

購入後は少しでも早く使いたいのがお客様の気持ちであり、紳士服専門店などはその場で加工してくれるところもある。何しろ一週間は長すぎる。

 

デパートの衰退が言われて久しいが、お客様志向とかけ離れたこんな仕組みも衰退原因の一つと感じた。

細田進のほぼ週間新聞 Vol.427 ~毎年一年生~

2016.7.19 (火)

~毎年一年生~

新入生近所のお百姓さんから「私は毎年一年生です」と言われた。微妙な気候の変化でも、やり方を変えなくてはならないのが農業である。

 

同じ畑に同じ種を蒔いて、同じ手間をかけても、同じ収穫量が得られる訳ではない。そこには気候変動という不確定要因が存在する。

 

ピカピカの一年生は未経験の事に出くわすと、それを素直に受け入れ、できるようになるまで頑張る。農業もビジネスの世界も同じである。

細田進のほぼ週間新聞 Vol.426 ~撤退のタイミング~

2016.7.11 (月)

stopwatch-153398_640~撤退のタイミング~

軍隊では「撤退の判断ほどむつかしいものはない」と言われる。早すぎても遅すぎても敗北につながる。

 

店舗の撤退・商品の見切り・品揃えの切り替え・システムの更新などの迷いは多くの方が経験していると思う。そしてそれらは大きな犠牲をともなう。

 

しかし、ドラッカーは「革新の戦略は、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである」と言い、ソニーの創業者である井深大氏は 「捨てる勇気を持てるかどうかが、成功と失敗の鍵を握る」と言っている。時代遅れでは、もはや戦う事さえできなくなる。

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