細田進のほぼ週間新聞 Vol.483 ~ワークショップの将来について(3)~
2017.8.28 (月)
~ワークショップの将来について(3)~
同じ首題で3週目だが、ワークショップで扱っている数少ない女性用商品の中には、男性用のSサイズを代用していることがある。しかし、そもそも男性と女性では体型が根本的に異なる。
商品に対して男性よりはるかに厳しい目を持ち、買い物慣れした女性が要求する品質に応えるためには、女性専用として開発されたものでなくてはならない。
最近、客数減少の話をよく聞くが、女性が顧客になれば、それは一気に解消する。簡単ではないが、何もしなければ状況は悪化するばかりである。


先週の記事で、ワークショップの品揃えが男性向けに偏っていることを書いたが、女性用を扱うことの難しさは私も少なからず知っている。しかし、10年前に高額の安全スニーカーや空調服がここまで売れるとは、ほとんどの人が思っていなかった。それぞれのメーカーや取扱店による根気が実を結んだのである。
公共工事が減少し労働者が少なくなったことで、最近ワークショップの将来性を悲観的に考える人の声を聞くことが多い。しかし、私は必ずしもそうは思わない。

