細田進のほぼ週間新聞 Vol.440 ~綺麗な店は居心地が悪い?~
2016.10.31 (月)
~綺麗な店は居心地が悪い?~
信じられないかもしれないが、30~40年前は、綺麗すぎるワークショップは売れないと言われていた。建築土木関係のお客様が、泥汚れの履物で入店しにくいという理由だった。
「なんと失礼な」と思うかもしれないが、実際過去にはそんな考え方があり、 ワークショップでは常識の様に語られていた。
時代が変わり、現在の店舗は総じて綺麗である。中には床がコンビニ並みに磨か れたワークショップもある。綺麗に慣れたお客様にとって、綺麗な店は居心地のいい店であることは間違いない。


量的拡大を追求する経済が終わり、精神的豊かさをを重視する社会へと変貌している。今は経験のない未来を予測し、イチかバチかでもやってみるしかない。
店が近いから行く。安いから買う。これは、消費者の妥協である。私自身、こだわりの買い物をするときは、遠くても高くても納得のいく店で買いたい。

