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細田進の週間新聞

細田進のほぼ週間新聞 Vol.357 ~上質志向~

2015.3.9 (月)

~上質志向~

 

s005_643その昔「早い、うまい、安い」のキャッチコピーで話題になった牛丼チェーンや、似たようなコンセプトでシェアを広げたハンバーガーチェーンが店舗を増やし「手軽に安く」が支持されていた時代があった。

 

景気回復の実感にはまだほど遠いが「ちょっと高くてもいいものを買いたい!」そんな「プチぜいたく」の動きがさまざまなところで見られるようになった。

 

コンビニは「手軽さ」の中にも「上質」を詰め込む戦略をとり、「金の食パン」や200円もする「高級おにぎり」などワンランク上の商品が売れている。

時代の変化は小売業の栄枯盛衰を加速させている。

 

 

細田進のほぼ週間新聞 Vol.356 ~ついで買いの心理~

2015.3.2 (月)

~ついで買いの心理~

先日、デパートで背広を購入した時ネクタイも勧められ、つい買ってしまった。

また、100円ショップでレジ横にあるメロンパンなどを勧められることも度々ある。

 

人は何かを購入する時、大なり小なり躊躇するものだが、主目的商品の購入を決定すると、追加購入に対する抵抗感が薄まり、簡単に「ついで買い」をしてしまう。「テンション・リダクション」という心理効果である。

 

来店されたお客様に、この心理状態になっていただくには、接客や店頭展示で「ついでに買っていただく仕掛け」をたくさんつくる事である。今や小売業は「ついで買い」で大きく稼ぐ時代となった。

 

 

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