細田進のほぼ週間新聞 Vol.357 ~上質志向~
2015.3.9 (月)
~上質志向~
その昔「早い、うまい、安い」のキャッチコピーで話題になった牛丼チェーンや、似たようなコンセプトでシェアを広げたハンバーガーチェーンが店舗を増やし「手軽に安く」が支持されていた時代があった。
景気回復の実感にはまだほど遠いが「ちょっと高くてもいいものを買いたい!」そんな「プチぜいたく」の動きがさまざまなところで見られるようになった。
コンビニは「手軽さ」の中にも「上質」を詰め込む戦略をとり、「金の食パン」や200円もする「高級おにぎり」などワンランク上の商品が売れている。
時代の変化は小売業の栄枯盛衰を加速させている。